いつ頃から発生していたのかは不明だが、Contact Form7から送られる自動送信メール(管理者向け喚起メール&問合せ者向け内容控えメール)が、Gmail 宛にすると全く届かなくなっていた。
(迷惑メールフォルダにも入って来ないので、そもそも Gmail に受信されていない)
ちなみに「ヘテムルサーバー」にだけ発生している事象。
設定方法はほぼ同じやり方で、「ロリポップサーバー」「さくらインターネットサーバー」は問題なく動いていた。
【1-1】
Webサーバーとメールサーバーが異なっていたので、片方のDNS(SPF)レコードのみにした
▲ 該当ドメインで先行して、単独でメールの運用だけを行っていた。ドメイン取得元(ムームードメイン)のDNSを用意し、メールサーバーサービスも利用。
▲ 後から、該当ドメインでホームページを公開。Webサーバーはヘテムルで契約。親会社が同じこともあり、ワンボタンでムームードメインのDNS(レコード)にヘテムルのWebサーバー情報が加筆される。
▲ 上記のとおり、ムームーDNSには2つのサーバーの情報(SPFレコード)が記述されているため、それがバッティングしている。「片方(ムームードメインのカスタマーサポートの案内では、後から追記されたヘテムルのSPFレコード)を削除したらどうか」との提案があり、依頼して消してもらう。
▲ が、やはり Gmail に届かなかった。
【1-2】
Webサーバーとメールサーバーが異なっていたので、双方のDNS(SPF)レコードが共生できるようにした
▲ 今度はヘテムルのカスタマーサポートに調査を依頼したところ、以下の説明があった。
▲ 通常のメールのやり取り(例えばメールソフトを用いて直接メールアドレスを打ち込む)の場合メールサーバーを経由する。
しかし、Contact Form7はWebサーバーに乗っているため、そこからのメールはWebサーバー発信扱いとなる(ヘッダー情報等)。
▲ 今はDNS内にメールサーバーのSPFレコードしか設定されていないため、Webサーバー経由のメールが Gmail ではじかれているのではないか。
▲ ヘテムルのカスタマーサポートに、SPFレコードを確認。ムームードメインのコントロールパネルより、双方のSPFレコードが共生するように記述を修正する。
▲ それでも Gmail に届かなかった。
(ちなみに、ヘテムル側の説明ページ)
結論
(今回は解決に至らなかったが)Webサーバーとメールサーバーが異なる場合、SPFレコードが共生するようにDNS情報を調整する。
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ムームーDNSの場合(Web:ヘテムル/Mail:ムームードメイン)
1. コントロールパネル内メニュー項目【ムームーDNS】をクリック
2. 対象のドメイン右方にて表示されている【変更する】ボタンをクリック
3. 遷移した画面の「設定2」の項目の№2の欄の内容を以下の様に変更
≪設定2≫
№2
【サブドメイン】(※空欄※)
【種別】TXT
【内容】v=spf1 include:_spf.muumuu-mail.com include:_spf.heteml.jp ~all
4. 設定後、ページ下部の「セットアップ情報変更」ボタンをクリック
「カスタム設定をセットアップしてもよろしいですか?」の表示にて「OK」をクリック
5. 「ただいまセットアップ中です。しばらくお待ちください。」のメッセージが表示され、情報の書き込みが行われる
6. 情報の書き込みが完了したら、「カスタム設定のセットアップは正常に終了しました。セットアップ内容を確認ください。」とメッセージが表示される。